身の回りにたくさんあるコンビニ。様々なものが販売されており、基本的に24時間空いているので非常に便利なお店です。
そんなコンビニには、エナジードリンクなどと同じように、精力剤(男性用活力サプリメント)が販売されている店舗があります。しかし、コンビニで販売されている精力剤(男性用活力サプリメント)は、当サイトではあまりオススメしていません。その理由を今回、ご紹介しようと思います。
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なぜオススメできないのか?
コンビニの精力剤(男性用活力サプリメント)をオススメできない理由としては主に、
- 効果が薄い
- 即効性が低い
- 値段が高い
- 詳しい人がいない
などの理由によるものです。これらの理由を詳しくみてみましょう。
効果が薄い
コンビニなどで市販されている精力剤(男性用活力サプリメント)は効果が薄いとされています。しっかりとした効果を出すためには、有効成分が必要不可欠になります。
しかしコンビニの精力剤(男性用活力サプリメント)には、この有効成分の含まれる量や種類が少なくなっています。こうなると、効果が薄くなるのは当然といえます。
なぜ、有効成分の量や種類が少ないのかというと、これは薬事法という法律が関係しています。
薬事法とは、
日本における医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品に関する運用などを定めた法律
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬事法) - Wikipedia
のことです。
この法律によって、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器や再生医療などの製品の品質や有効性、安全性を確保するための基準が設けられています。そしてこの法律は人体に直接作用する物についてのものなので、非常に厳しいものになっています。
精力剤(男性用活力サプリメント)は、医師による処方が必要なもの以外は主に健康食品に分類される為、薬事法は一見関係がないように思えます。ですが薬事法では、「薬事法に関係のないものが薬事法の範囲に入ってくる事」も薬事法違反になるのです。
どういう事かというと、例えば、薬事法では「国が効果を認めた医薬品しか効果を謳ってはいけない」という事になっています。
また、「医薬品にしか使用が認められていない成分を医薬品以外の物に使うこと」も禁止されています。健康食品に薬事法は関係ありませんが、仮に健康食品に
「この商品には○○を治す効果があります!」
とか
「この商品には医薬品成分の○○が配合されています!」
などと書かれたり宣伝されている場合は薬事法違反、つまり法律違反となります。この薬事法が非常に厳しく、また細かいのです。
コンビニなどで販売されている精力剤(男性用活力サプリメント)などはこの薬事法の縛りを強く受けるため、成分の種類や量が大量に配合されることはまずありません。
そのため、ネットなどで販売されている製品に比べて配合量が非常に少なく、効果もあまりないと言われています。
即効性が低い
上記の理由に付随して、コンビニなどで販売している精力剤(男性用活力サプリメント)は即効性も低いと言われています。薬事法に触れるような成分以外にも、有効なものはあります。
しかしコンビニなどの店頭で販売されているものは、薬事法を抜きにしても、成分の種類や配合量がネットなどで販売されている物に比べて少ないと言われています。
通販などで製造元や販売元から購入するよりも、店頭販売する場合はコストなどがかかるからと思われます。そして、配合量などが明記されていない場合も多くあります。
成分の配合量や成分は、少ないよりも多いほうが即効性が高い傾向があるので、配合量や成分の少ない市販の物は即効性が低いと言われています。
また、含有量が表記されている場合でも、表記のされ方があいまいな場合も多いようです。
例えば、マカエキス粉末200mgなどの場合です。一見多いように見えますが、グラムに直すとたった0.2gです。
さらに、精力剤(男性用活力サプリメント)において、マカの主要な有効成分に、アルギニンという成分があります。アルギニンは、マカ100gあたり約0.6gほど含まれています。これがマカ200mgになると、アルギニンの含有量は1.2mgになります。たったの1.2"ミリ"グラムです。
ちなみに成人の一日のアルギニン推奨摂取量は、「体重×0.08~0.1g」、具体的にはおよそ5g~9gと言われています。これよりも、もうすこし少なくてもよいという意見もあるようですが、仮にそうだとしても1.2mgは明らかに少ないことが分ると思います。
マカにはアルギニンしか含まれているわけではありませんが、仮にアルギニンを摂取したいと思って購入する場合には気をつけなければなりません。
なぜなら、成分表にマカエキス200mgと表記されているのと、アルギニン200mgと表記されているのでは、アルギニンの含有量にはかなりの差があることになるからです。
このように一見、有効成分が多く含まれているように見えても、実際には思ったより含まれていないという場合があります。そして含有量が少ないという事は、即効性にも期待ができないということになります。
ちなみにネットなどの通販で購入する物も、成分の含有量が記載されていない場合がけっこうあります。全ての成分の含有量を箱に記載すると、箱が無駄に大きくなるので仕方のない事だと思います。
しかし製品自体に記載がなくても、大抵、メーカーのサイトに記載されています。仮にメーカーサイトに記載がなくても、その場で問い合わせることができ、容易に調べることが出来ます。
成分自体についても詳しく記載してあるので、そういった点でも店頭販売されている製品よりも、より詳しく調べることが出来ます。
値段が高い
コンビニなどの市販の製品、店頭販売されている物は基本的に元の値段より高くなっている場合があります。これは精力剤(男性用活力サプリメント)に限った話ではなく、また仕方のない事なのですが、流通や販売店の利益などの費用が上乗せされている場合があります。
また、コンビニなどの店頭販売されている精力剤(男性用活力サプリメント)には、ドリンクタイプの物もたくさんあります。このドリンクタイプの物ですが、大抵ビンに入っています。
ビンは、アルミシートタイプ(病院などで処方される錠剤型の薬に多いタイプ)のものに比べて、非常にコストがかかります。
精力剤(男性用活力サプリメント)ではありませんが、聞いた話では、ある製品は入れ物のビンが中身の3倍の値段もしているという事もあるようです。入れ物がビンになるだけで製品の値段は上がることになります。
仮に入れ物がビンでなくとも、コンビニで販売されている物は値段が割高です。ネットで販売されている精力剤(男性用活力サプリメント)の値段は様々ですが、仮に20000円としても、これは一か月分の量なので一日あたりの値段は約667円ほどです。
しかし、コンビニ販売されているものは一回分でおよそ1000円以上もします。「今日一日だけの使用」というのなら良いのかも知れませんが、日常的に使用するのは現実的とはいえません。
製品自体も、継続して使用する場合も、コンビニで販売されている物はネットでの販売に比べて多くの費用がかかってしまうのです。
詳しい人がいない
コンビニは薬局ではありません。店員さんは基本的にアルバイトの方で、仮に社員さんであったとしても、自社で製造しているわけではない製品について詳しく知っていることはまずないでしょう。
何が言いたいのかというとつまり、製品について詳しく知りたいと思ってもお店の方に聞くことが出来ないということです。コンビニは仕入れたものを販売しているだけなのです。
仮に、ある製品の成分が気になったとして、その成分の含有量が記載されていなかったとします。しかし、その成分の含有量を店員さんに聞いたところで、知っているわけがありません。
もし知りたければ、製造販売元を調べ、そこに問い合わせるしかありません。さすがに、コンビニの製品についてそこまでする方は、まずいないと思います。
何かを疑問に思って知りたいと思っても、その場で聞くことが出来ないのは不便なものです。
これらの理由により、当サイトではコンビニで精力剤(男性用活力サプリメント)を購入することをオススメはしていません。
※この記事の内容はコンビニなどの店頭での販売や販売されている製品、またはそのような製品を購入することを否定しているわけではありません。あくまで要素を検証し比較した結果「このように考えることも出来る」というだけです。
まとめ
コンビニで精力剤(男性用活力サプリメント)を購入することについては、もちろん利点もあります。
コンビニは街中にたくさんあり、また基本的に24時間営業しているため、急に必要になった際など時間に関係なくすぐに購入して使用することが出来ます。いつでも気軽に購入して使用できる事は非常にありがたいことです。
しかし、高い有効性や費用対効果(コストパフォーマンス)を求めるのであれば、コンビニで済ませるのではなく、きちんした効果が期待できる製品を購入する事が大切です。