精力といえば男性ホルモン、男性ホルモンといえば精力といっても過言ではないこの男性ホルモン。精力と検索すれば必ず目にするこの単語。
大事なのはなんとなく分かるけど一体なんなんだ?というあなたのために、今回はこのホルモンに関するお話です。
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男性ホルモンって何だろう?
人間に限らず、生き物の体には様々な分泌物が存在します。汗や唾液、消化液(胃液など)など体の外に分泌されるものを外分泌といいます対して、体の中(血液や体液などの中)に分泌されるものを内分泌といい、この内分泌される物質をホルモンといいます。
この内分泌されるホルモンには様々な種類があります。人間の場合だとタンパク質ホルモン、アミン・アミノ酸誘導体ホルモン、ステロイドホルモンなどです。そしてそれぞれのホルモンの中に、さらにまた様々な種類があります。
この中のステロイドホルモンの中の一つに男性ホルモンがあります。
※ちなみに女性ホルモンもステロイドホルモンの一種です
この男性ホルモンを別名アンドロゲンといいます。
「あれ?男性ホルモンってテストステロンじゃないの?」と思われたかもしれませんが、もう少しお付き合いください。
この男性ホルモン(別名アンドロゲン)はさらに3種類に分かれます。その3つをそれぞれ、「テストステロン」「ジヒドロテストステロン (DHT)」「デヒドロエピアンドロステロン (DHEA)」と呼びます。
男性ホルモン(アンドロゲン)の種類
- テストステロン
- ジヒドロテストステロン (DHT)
- デヒドロエピアンドロステロン (DHEA)
その中で精力に関係するホルモンは「テストステロン」です。つまり、精力に関係する男性ホルモンという大抵はテストステロンを指すのです。
さらに男性ホルモンの3種類の中でテストステロンの割合は95%にもなります。なので精力関係の話の場合、男性ホルモン=テストステロンとされているのです。
テストステロンについて
このテストステロンは哺乳類のオスの場合、睾丸で95%、副腎で5%分泌され、メスでは卵巣や副腎から、オスの5~10%程度分泌されます。人間でも同様です。
作用としては筋肉増大や骨格の発達に関係し、また女性の場合は陰毛の発毛に関係します。またテストステロンは性ホルモンとしての作用があり、思春期以降の男性的な身体の特徴を形成します。(二次性徴)
このテストステロンは10代後半(18歳頃)~20代後半あたりに分泌量が最も盛んと言われており、およそ25歳前後が分泌のピークと言われています。そこからは一般的に年1~2%の割合で徐々に減少していきます。
テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれますが、減少の割合は個人差が大きく、70歳ぐらいになっても30代の平均分泌量を維持している人も多いといわれます。ストレスなどによっても減少し、急激に減少すると男性更年期障害を起こします。
男性ホルモンと年齢の関係については年齢に伴う精力の変化の記事で詳しく記載しています。
精力とテストステロン
さて、このテストステロンと精力の関係とはどのようなものなのでしょう。
精力に関係するのは、テストステロンの性ホルモンとしての作用の部分です。まず、テストステロンには性欲を高める働きがあるといわれています。
また血管を健康に保つ働きがあり、勃起力の向上につながります。筋肉の発達にも関係しており、これによる勃起の維持力の向上が期待でき、さらにそれにともなってスタミナの向上効果や疲労の回復効果も期待されます。
他にもドーパミンという神経伝達物質を増やす働きがあり、これによって興奮を促す作用があります。ストレスなどによってテストステロンの分泌が悪くなると、精子の発育が悪くなると言われています。
つまり肉体的な性機能全般に関係し、精神的な性に対する欲求に作用するのです。それゆえに、精力には男性ホルモン、正確に言えばテストステロンが重要視されるのです。
まとめ
男性ホルモンは男性にとって非常に重要な意味を持っています。それは性に関することだけではなく、男性が男性らしくあるために必要不可欠だからです。
それは、「男性ホルモンが多く分泌されていると男らしくなりモテる」という噂からも分かると思います。
※精力とモテについては精力の強い男性はモテる!?関係性の考察の記事で詳しく記載しています。
私も男としていつまでも若々しくありたいと思います。これは私に限らず、男性皆が思っていることではないでしょうか。この男性ホルモンは年齢とともに減少していきます。しかし男として生まれた以上、いつまでも男らしくあるために精一杯抗っていきたいと思います。