栄養素の中には精力に対して好影響を与えるものが存在します。そのような、効果的な栄養素を多く含む食品の摂取は、精力の増強に効果が期待できます。
私たちの体は、食事による栄養の摂取によって機能しています。それは逆にいえば、栄養の摂取を怠ると体の様々な機能が働かなくなるということです。その「様々な機能」には、当然、性機能も含まれます。ここではその効果的な栄養素を多く含む食品をご紹介します。
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精力のつく食べ物はこれだ!
精力増強効果のあるといわれる食品を摂取する目的はつまり、精力に好影響を与える栄養素を摂取したいからに他なりません。ですので、精力に有効な成分別に食材をご紹介していきます。
- 男性機能に必要不可欠な「亜鉛」/li>
亜鉛は生体機能において重要な役割を持ち、別名「セックスミネラル」とも呼ばれます。精子の生成、運動の活発化などの生殖機能や、ホルモンの合成に関係しています。
これが大量のアルコール摂取などによって不足すると、性欲が減退したり、精子の数の減少、疲労が溜まりやすくなります。
この亜鉛は、牡蠣、ココア、アーモンド、抹茶、海苔、牛の赤身、干しエビなどの食材に多く含まれています。
- 血行促進作用の「アルギニン」
- 疲労回復に効果的「ムチン」
- 性欲やスタミナを向上「アリシン」
- 滋養強壮といえばこれ「タウリン」
アルギニンには一酸化窒素を産生する働きがあります。この一酸化窒素には血管の拡張作用があり、それによって血行の促進を促し勃起力の向上などに効果的です。
また、成長ホルモンの分泌を促進し、精液の約80%を占める成分でもあります。
このアルギニンは高野豆腐、大豆、ナッツ、ゴマ、海老などに多く含まれています。
いわゆる「ネバネバ食材」に多く含まれるムチンは、肝臓や腎臓の機能を高める効果があるといわれています。またそれによる新陳代謝や滋養強壮にも効果があるといわれています。
他にはタンパク質の吸収を助け、疲労の回復にも役立ちます。これは筋肉の発達やスタミナの向上にも効果が期待できます。さらには食物繊維によって血液サラサラ効果や粘膜保護の働きもあるとされます。
このムチンはやはり山芋、オクラ、納豆、モロヘイヤ、ナメコなどのネバネバした食品に多く含まれます。
このアリシンは特にニンニクに多く含まれ、疲労回復、スタミナ向上、抗酸化作用などの効果があるといわれています。
また、血液をサラサラにすることにより血行を促進するため、勃起力の改善効果につながるといわれます。さらに、精力をつけ性欲の増大などの作用もあるとされています。
アリシンはニンニク、ネギ、ニラ、アサツキ、ラッキョウ、タマネギなどの球根系の野菜に多く含まれています。
タウリンは肝臓や心臓の機能の増強効果があり、動脈硬化、高血圧、むくみなどの予防に効果的とされています。
血管や血液関係が改善されることと、肝機能回復による血中コレステロール値の低下などから、ED(勃起不全)の改善にも効果があるといわれています。ちなみにタウリンが不足すると、男性由来の不妊症になるという報告があります。
多く含まれるのは、イカ、タコ、牡蠣、ハマグリ、シジミ、アサリ、海老、さんまなどの魚貝類が多くなっています。
まとめ
精力の減退に効果的な食品は、調べてみると他にも結構たくさんあります。食事というものは私たちの生活の一部です。ですので食品による精力の増強は、ちょっと意識するだけで簡単に日常生活に取り入れることが出来るのです。これらの食品をうまく取り入れ、栄養バランスのよい食生活を送るように心がけましょう。