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特徴
強精剤とは精力剤(男性用活力サプリメント)の一種です。強精剤、または性ホルモン剤とも呼ばれ、その名の通り、主に性ホルモンに対して直接的に働きかける成分(または性ホルモンそのもの)で構成されています。
薬(サプリメント)の形状としては、錠剤のほかに塗り薬の物もあります。配合されている薬品によっては、副作用が強い場合があります。
基本的に必要とされる場面(性交時など)で使用する物で、効果は一時的なものです。
主な構成成分と作用
主な成分としては、テストステロン(男性ホルモン)から合成されたメチルテストステロンなどを主成分にしています。また、劇薬に指定されているヨヒンビンという成分が使用されている事もあります。
それに加え、栄養剤などでよく使用されているタウリンや亜鉛、各種栄養素(アミノ酸など)、漢方などが含まれています。男性ホルモンそのものを摂取し、それをサポートするような形で、栄養素や漢方などが配合されています。
作用としては性欲を増強したり、勃起や射精、快感などに直接働きかける効果があると言われています。また、勃起障害や早漏などの性機能における障害や、男性更年期障害の症状改善も見込まれます。
性ホルモンについて
強精剤は主に性ホルモンに働きかける物ですが、ではその性ホルモンとは何なのでしょう?Wikipediaによると、
性ホルモン(せいホルモン、英: sex hormone)は、ステロイドホルモンの一種で、主にこのホルモンにより第二次性徴において性器以外でも外形的性差を生じさせ、性腺に作用して精子や卵胞の成熟、妊娠の成立・維持に関与する。
性ホルモンは、男性ホルモン(アンドロゲン)と女性ホルモンに分けられ、女性ホルモンはさらにエストロゲン(卵胞ホルモン)とゲスターゲン(黄体ホルモン)に分けられる。
性ホルモン - Wikipedia
とあります。ちなみにステロイドホルモンとは、脊椎動物(人間を含む哺乳類、魚類、鳥類などの背骨のある動物)や節足動物(昆虫類や甲殻類、クモ類などの硬い外骨格と関節を持つ動物)に作用するホルモンです。
難しく書かれていますが、つまりは、
- ほとんどの動物に作用するホルモンの一種
- このホルモンによって、男は男らしく、女は女らしく成長する
- 思春期以降の、性交や子作りなどの性機能の発達、および機能維持に深く関与する
- 大きく分けて男性ホルモンと女性ホルモンに分けられる
- さらに女性ホルモンはエストロゲンとゲスターゲンに分けられる
ということです。つまりこの男性ホルモンと女性ホルモンをまとめて性ホルモンと呼びます。
男性ホルモンや女性ホルモンは結構有名なので、聞いたことのある方も多いと思います。では、それぞれどういったものなのか見ていきましょう。
男性ホルモン
男性ホルモン、雄性ホルモン、またはアンドロゲンとも言われます。このアンドロゲンは、一つのホルモンの名前ではありません。
- テストステロン
- ジヒドロテストステロン(DHT)
- デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
などの、第二次性徴(人間でいう思春期)を発現させる作用を持つ、数種類のホルモンの総称です。
ですが「男性ホルモン」というと、一般的にテストステロンの事を指す場合が多いようです。
雄では主に精巣から分泌され、雌では卵巣内で分泌された後でエストロゲンに変換されます。また、肝臓からは雄雌ともに分泌されます。分泌の割合としては、哺乳類の雄だと睾丸で95%、副腎で5%、雌だと卵巣や副腎から男性の5-10%程度が分泌されます。
作用としては、
- 男性器の形成と発達
- 声変わり
- 体毛の増加
- 筋肉増強
- 性欲の増大
- 男性型脱毛症
などがあります。
このアンドロゲンの一つ、テストステロンはメンタルなどに関わっており、テストステロンの値が低下すると、やる気の減退やうつ症状、男性更年期障害などを発症しやすくなります。また内蔵脂肪にも関わっており、低下により内臓脂肪が増え、メタボリックシンドローム、つまり生活習慣病のリスクも高まります。
男性ホルモンは一般的に、
- 規則正しい生活を心がけ、しっかりと睡眠をとる
- 分泌を促進する食品の摂取(たんぱく質、タマネギ、ニンニク、スイカなどのウリ類やカキなど)
- 運動をする
などで分泌が高まるとされています。
女性ホルモン
女性ホルモン、または雌性ホルモンとも呼ばれます。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(ゲスタージェン)の二種類あります。
そのうち、女性らしい体つきなどへの影響の大きいエストロゲンを特に指して女性ホルモンと呼ぶ場合もあります。
また、ゲスタージェンは代表的な物質として知られている、プロゲステロンと呼ばれる場合もあります。
この二種類のホルモンが一定周期で分泌量のバランスを変えながら心と体に作用しています。
女性では、卵巣の顆粒膜細胞(卵子を取り巻く細胞)、胎盤などで生成されます。男性の場合はテストステロンを元にエストロゲンが作られて分泌され、その量は更年期で分泌が減少した女性と同程度といわれています。
作用としては、
- 女性らしい体を作り、妊娠に備えて、子宮内膜が厚くなる
- 自律神経、感情、骨、肌、脳の働きに作用
- 基礎体温の低下(エストロゲン)
- 受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態にし、妊娠後は妊娠を継続させる
- 体内の水分の保持や食欲の増進
- 基礎体温の上昇(プロゲステロン)
などがあります。
これらの女性ホルモンの分泌が減少したりバランスが崩れると生理トラブルが発生し、血行、筋肉、関節、自律神経系、免疫系に支障や不調が生じます。その結果、冷えや痛み、イライラや肌荒れ、疲れやすくなったり風邪をひきやすくなったりします。
女性ホルモンは、
- 規則正しい生活と質の高い睡眠
- ツボ押し
- 大豆食品やかぼちゃ、魚やバナナなどの摂取
- 恋をする
などによって分泌が高まります。
ここまで見ればいかに性ホルモンというものが、体の健康や性の発達、維持にとって大切であるかは明らかです。
ちなみに、男性体内のホルモンは多すぎても少なすぎても問題となります。これらの性ホルモンが不足した時、それを補い本来の元気を取り戻してくれるものが強精剤というものなのです。
男性ホルモンは健康な男性が摂取すると精子の生成量が減ってしまう場合があり、また、ホルモン剤(強精剤)は医師の判断が無ければ処方されない物です。
なので購入する場合は病院にて医師に処方してもらうとともに、インターネットなどで購入する事はやめておきましょう。
つまり強精剤とは
睡眠不足や摂取する栄養の偏り、またストレスや不規則な生活、体内で生成される栄養素の不足などによって、このような性ホルモンの分泌が減少します。これは、精力の減退や性欲の欠乏のあくまでも一因なのですが、しかし原因の一つであることには変わりません。
これらのホルモンに一時的に働きかけて分泌を促すことで、性欲の増大や性機能の増強などを行うのが強精剤なのです。