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特徴
強壮剤とは精力剤(男性用活力サプリメント)の一種で、滋養強壮剤と言われたりします。
強精剤が男性ホルモンに働きかけるのに対して、強壮剤は主に体の健康状態や疲れに対して働きかけます。強壮剤は辞典によると、
広い意味では,新陳代謝,栄養状態の改善,補血,強精,老化の遅延などを目的とした薬剤。
鉄剤,銅,マンガン,コバルト,リン酸,各種カルシウム剤,各種ビタミンのほか,経験的にチョウセンニンジン,ニンニク(大蒜),タイソウ(大棗),ヨクイニンなどが用いられる。
強壮剤 - コトバンク
と記されている通り、体質の改善によって体を元気にする事を目的とした薬品や食品の事です。
医薬部外品として手軽にコンビニなどで購入できますが、成分によっては医薬品に指定されている物もあります。ビタミン剤や栄養ドリンク、薬用酒などもこれに含まれますが効果は劣ります。
強壮剤の特徴
強壮剤は、強精剤やED治療薬(勃起薬)と違い、以下の特徴があります。
- 主に栄養素や漢方などで構成されている
- 直接的な効果ではなく、体を健康にする事によって間接的に精力を増強させる
- 基本的に即効性は低い(高いものもある)
- 日常的に飲み続けることが前提
- 世の中の精力剤(男性用活力サプリメント)の9割近くを占める
などです。
例外もありますが、どちらかと言うと薬ではなく健康食品や健康サプリメントと似たような物と思っていただければ大丈夫です。その健康食品の中でも特に精力に効果的なものが強壮剤です。
主な構成成分
基本的には栄養素と漢方が主なのですが、その中でも代表的なものというと、
- 人参(漢方)
- マカ
- ニンニク
- スッポン
- 亜鉛
- タウリン
- アルギニン
などでしょうか。非常に種類が多く、挙げればキリがありません。また漢方としてハブやマムシ、オットセイなど、普段の食生活からは想像もつかない様な原料が含まれていたりもします。
ちなみに人参ですが、野菜のニンジンはセリ科の植物で、パセリ、ミツバ、セロリなどヨーロッパ系の野菜の仲間です。一方、漢方薬で使われる生薬の人参は薬用人参・朝鮮人参・高麗人参などとも呼ばれ、これはウコギ科のオタネニンジンの根が原料です。なので、野菜のニンジンと漢方の人参はまったくの別物です。
効果の速度としては、植物性の成分だと穏やかで、動物性の生薬だと比較的効果が出るのが早いようです。また、植物由来の成分と動物由来の成分、両方を配合して長時間、効き目が持続するようにした物もあるようです。
強壮剤の効果のメカニズム
上で書いている様に、強壮剤は栄養素や漢方によって健康を促すことで間接的に精力を増強させます。具体的な効果ですが、先ほどの代表的な成分で言うと、
- 人参(漢方)
- マカ
- ・ニンニク
- スッポン
- 亜鉛
- タウリン
- アルギニン
疲労回復、体力回復、滋養強壮、虚弱体質の改善、血糖値を下げる作用による糖尿病改善
認知症や記憶力の予防・改善、生活習慣病の予防・改善、血行促進、抗ストレス作用
冷え性改善、性機能(勃起障害:ED)の回復、不妊改善、抗ガン作用
滋養強壮、精力増強、不妊改善、疲労回復、免疫機能の向上、更年期障害の改善
ホルモンバランスの正常化、冷え性の改善、ストレス解消
強壮・強精作用、抗酸化作用、ガン抑制効果、疲労回復、肝臓強化作用、高血圧の改善
コレステロール値の低下、食欲増進、体力増強
疲労回復、代謝の向上、血圧や中性脂肪の低下、血液サラサラ効果、美肌効果
生活習慣病予防、アンチエイジング効果
ホルモン分泌の活性化、免疫機能の向上、精子の生成、味覚の正常化、美肌効果
血糖値の低下、アルコールの分解
細胞を正常状態で保つ、肝臓の働きを促す、肝細胞の再生促進、コレステロール値の低下
血圧を下げ上昇を抑える、強心作用、疲労回復
成長ホルモンを合成、免疫反応を助ける、生殖の機能を高める、精子の数を増やす
精力増強や活力増進、ストレスや精力減退の改善
の様な効果があります。
これらの効果により健康増進や体質改善を行い、それが結果的に精力や活力の回復、増強に繋がるのです。
つまり強壮剤とは
疲労の蓄積や新陳代謝、栄養状態の悪化などにより健康が損なわれ、それらは結果的に精力や性欲の減退に繋がります。
ビタミンやアミノ酸などの栄養素、人参やスッポンなどの漢方や生薬によってそれらを改善し、体を元気にすることで、間接的に精力を高める物が強壮剤なのです