さて、今回は最近話題になっている(個人的感想)クラチャイダムについてのお話です。近頃では目にする機会も増えたので、名前だけは聞いたことがあるという人もいると思います。
私も精力剤(男性用活力サプリメント)の知識や興味が無かったころはそうでした。というか私は、名前が似ているというだけの理由で、「クラムチャウダー(アメリカ発祥のスープの一種)の親戚かな?」と思っていました。(笑)
さすがにそんな認識の人はいないでしょうが、実際何なのか?ということはあまり知られていないように思います。ですので今回ここでご紹介してみたいと思います。
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クラチャイダムは植物
クラチャイダムとは熱帯地方で栽培される生姜科の植物です。つまり生姜の一種ということです。主に根っこの部分が使用されます。
原産国はタイで、「クラチャイダム」とはそのタイでの呼び名です。日本では「黒生姜」や「黒ウコン」と呼ばれています。
日本では近年話題になっていますが、原産国のタイでは1000年以上前から男女問わず、滋養強壮や精力増強効果によって親しまれてきた天然のハーブです。
その安全性と健康への効果は、タイの政府によってお墨付きが与えられています。一年に一回しか収穫できないため手に入りにくい貴重な天然素材とされています。
一応日本でも栽培されていますが栽培地域が非常に少なく、生のものはほぼ見かけないため、日本での知名度はとても低いですが、原産国のタイやラオスでは知らない人はいないほど有名です。
ちなみに日本産のクラチャイダムですが、栽培環境が適していない為か、タイ産のものに比べて若干成分の含有量が少なくなってしまうそうです。
効果はいかほど?
話題になっているだけあってその成分はかなり良いようです。精力剤(男性用活力サプリメント)でも代表的な素材であり、同じく根菜のマカに比べて、2倍以上のアルギニンを含み、ポリフェノールをブルーベリーの約3倍も含んでいます。
アルギニンは、男性ホルモンの分泌促進や精子の製造、精力増強や勃起力向上、免疫力向上や血流改善など男性の精力増強に非常に重要で効果的とされる成分で、ポリフェノールは、抗酸化作用によるアンチエイジング効果や病気への抵抗力向上、高血圧や動脈硬化、脳梗塞や糖尿病に効果的とされている成分です。
クラチャイダムにはアミノ酸や亜鉛など、精力剤(男性用活力サプリメント)の定番成分も豊富にバランスよく含まれており、またアルギニン以外でも10種類以上の成分がマカよりも多く含まれています。
このように有効な成分が多く含まれているクラチャイダムですが、具体的な効果はというと、
- 精力増強、勃起力の向上
- 性欲の上昇
- 疲労回復、スタミナ上昇
- 軽度、中度のED症状の改善
- 半勃ち、中折れの改善
- 脳梗塞、動脈硬化の予防
- 眼精疲労や視力減退の改善
- アンチエイジング(若返り)効果
- 美肌効果
- 生理不順改善
などなど。効果は他にもあるのですが、成分ごとに全て書くのは無理なのでこれぐらいで。
これだけみても精力増強、改善に有効であることがお分かりいただけると思います。また、実はクラチャイダムは男性だけではなく、美肌効果など女性にもうれしい効果があることもわかると思います。
このように万能っぽい感じのしてしまうクラチャイダムですが、注意してほしい点もあります。
まず、軽度、中度のED(勃起障害)の症状に効果があると言われていますが、重症の場合は効果はありません。毎回毎回全く勃起しない、という場合は効果が期待できないので、病院で診察してもらいましょう。
また、早漏やペニスの増大には効果がないと言われています。ですが早漏には効果が無くても二回目の勃起は早くなるようです。
ペニスの増大効果に関しても、増大はしませんが硬さは向上するようです。いわゆる、「ギンギンになる」というやつですね。
そして最期の注意点ですが、1~3日、4日などの短期間での即効性はありません。クラチャイダムやマカ、高麗人参などもそうなのですが薬ではなく健康食品です。
こういったものを使用したサプリメントや精力剤(男性用活力サプリメント)は強壮剤というのですが、強壮剤は栄養成分によって身体を健康に、元気にすることによって精力を回復させるというものです。
基本的に長期的な使用による効果を目指しているので、即効性はありませんので勘違いしないようにしましょう。
気になる副作用
さて、このように非常に効果的なクラチャイダムですが、気になるのが副作用です。結論から言うと、基本的には副作用はありません。
しかし気をつけた方がいい場合は存在します。
まず、副作用は無いということですが、クラチャイダムはマカなどと同じく「食品」なので副作用というものは存在しません。
薬ではないので、医薬品のように効果がキツイわけではありませんし、安全性の高さは原産国のタイ政府が保証しているぐらいです。
しかしいくら食品でも、自分の身体の状態、環境によっては気をつけた方が良い場合は存在します。
例えば食物アレルギーなどがある場合です。クラチャイダム自体にアレルギーが無くても、その製品に含まれる他の材料によってアレルギー反応が出る場合があります。
また服用している薬などがある場合は、飲み合わせなどにも気をつけなければいけません。飲み合わせが悪いものだと、身体に悪影響が出る場合があります。
悪い飲み合わせで有名なところだと、コーヒーと胃腸薬やグレープフルーツと抗生物質などでしょうか。
そして過剰摂取にも気をつけましょう。クラチャイダムに限った話ではありませんが、何物も必要以上の過剰摂取をした場合は身体に何らかの悪影響が出る場合があります。
製品には必ず、摂取量についての記載があるはずですので、それをちゃんと守るようにしましょう。
これもクラチャイダムに限った話ではありませんが、女性の場合、妊娠中もしくは授乳中の時は摂取を控えましょう。これらの場合は身体の状態が普段とは異なるため、思わぬ悪影響が発生する場合があります。
どうしても使用したい場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。
まとめ
今回紹介した、クラチャイダム。簡単に言えば、マカやトンカットアリと同じようなものです。もちろんそれぞれに特徴などがありますが。
今回色々と調べてみて、改めて根菜ってすごいと感じました。マカもトンカットアリもクラチャイダムも根菜です。植物には様々な力があります。その力を上手に利用できるようにしていきたいですね。