精力剤(男性用活力サプリメント)は実に様々な物があります。強精剤や勃起薬(ED治療薬)は、基本的に医師の処方が必要な劇薬が配合されているので、当サイトでは強壮剤をオススメしているのですが、その強壮剤一つ取っても実に様々な製品があり、価格も1000円未満のものから数万円のものまでピンキリです。
※精力剤(男性用活力サプリメント)の種類について詳しくは精力剤(男性用活力サプリメント)の種類別まとめをご覧ください。
それだけの種類、価格の幅があると、いったいどれを買えば良いのか迷ってしまいます。というわけで、ここでは購入の際に一つの目安となる、値段についてのお話をしたいと思います。
目次
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なぜ値段が違うのか
そもそもなぜそんなに値段が違うのでしょうか?
精力剤(男性用活力サプリメント)の値段はおよそ、
- 販売方法
- 広告費やパッケージ(入れ物や箱など)
- 製造の委託費
- 製造工場の品質管理レベル
- 材料
- 成分の含有量
- 成分の抽出方法
の様な事柄が絡んで決まっているのではないかと考えられます。ではこれらの要素を一つ一つ見てみましょう。
※以下に記載していることは「こういう要因によって価格が左右されているのではないか」という個人的観点による分析であり、記載している様々な方法などについて否定しているわけではありません。あくまで商品を選んだり比較する際に「こういった要素を考慮すれば手助けになるのではないか」ということで記載しています。
販売方法
物の値段は販売方法によって変わるのですが、よくある話で「店で買うよりネットのほうが安い」というものがあります。これは店頭で販売している場合、製造している会社から店頭に並ぶまでの間に仲介業者(卸業者)が入っているためです。
仲介業者は、製造元と販売店の間の橋渡し的な役割をするのですが、その際に手数料(中間マージン)が発生します。店頭に並ぶ際には、この分の値段が上乗せされるのです。
また販売する店側も販売によって利益が出なければならないので、その販売店側の利益分も上乗せされます。
例えば仮に、ある会社(製造元)が精力剤(男性用活力サプリメント)を1000円で販売店に売るとします。それを販売店が仕入れて、店頭で1200円で売ります。すると販売店側は、1000円で仕入れて1200円で売っているので、200円の儲けになります。
この時点ですでに、製造元の販売価格より200円高くなっていますよね。
そしてさらに、ここに仲介業者が入るとします。仮に仲介手数料が200円だとします。すると、会社が1000円で販売し、仲介業者での手数料が200円かかることになります。
こうなると、販売店が仕入れる時点ですでに商品が1200円になっています。
1200円で仕入れたものを1200円で売ると、店側の利益が全くないどころか、経費などを考えるとマイナスにすらなります。
店側がこの商品で200円の利益を上げるためには、仕入れた値段より200円高くする、つまり1400円で販売しなければなりません。そうなると、元々の値段が1000円なのに、販売店の店頭では400円高い値段で販売されることになるのです。
しかし通販で購入した場合、販売は製造元の会社が行っている場合が多いため、これらの中間マージンや販売店の利益分が上乗せされません。
したがって、製造元の会社が販売している値段、上の例で言うと1000円ほどで購入できる場合が多く、店で買うより400円安く購入できるのです。
店で買うよりネットのほうが安い、といわれるのはこのためです。そして、これらの中間マージンや販売店の利益分の値段は、精力剤(男性用活力サプリメント)の効果には一切関係ありません。つまり、上の例の精力剤(男性用活力サプリメント)を1000円で買っても1400円で買っても、効き目は同じということになります。
※店頭販売の精力剤(男性用活力サプリメント)については市販の精力剤(男性用活力サプリメント)を買うよりネットで買った方がいい理由の記事にも記載しています。
広告費やパッケージ(入れ物や箱など)
商品を販売するためにはみんなに知ってもらわなければなりません。知らない製品は、もちろんみんな知らないので誰も買いません。当然です。
なので、販売する側(製造元や販売店)は広告を出します。商品の値段にはその広告費の分、本来の値段に上乗せされています。派手に宣伝し、広告すればするほど、精力剤(男性用活力サプリメント)の効果とは関係のない部分で値段が上がっていきます。
また、効果と関係のない値段で言うと、パッケージ、つまり入れ物や箱などがあります。
入れ物がアルミシート(病院で処方される錠剤の薬に良くあるタイプ)なのかビンなのか、普通に文字と絵が書かれた紙の箱なのか金箔や凹凸加工の施された箱なのか。
もちろんどちらも後者のほうが高くなります。そして、その値段は精力剤(男性用活力サプリメント)自体の効果に何の関係もありません。
聞くところによると精力剤(男性用活力サプリメント)ではありませんが、いわゆるエナジードリンクに分類される某商品は、入れ物のビンが中身の原価の約3倍の値段もするそうです。
このように外側にお金をかけた物は、効果とは関係のない部分で値段が上がっている場合があります。
上の場合では、まず中身を作り、そこから外側を豪華にしていくと、効果とは関係のない部分で値段が上がり、最終的な価格が高くなるということでしたが、これが逆の場合、効果に関係してくる事があります。逆とはどういう事かというと、値段を先に決めた場合です。
例えば、ある精力剤(男性用活力サプリメント)を作るとして、販売価格を1000円と決めたとします。(この場合、原価や製造元の利益は考えないものとします)
そしてパッケージの値段が、普通のものの場合400円、高級感のある派手なものの場合800円かかるとします。すると、普通のパッケージの方は中身に600円かけられますが、高級感のある方は中身に200円しかお金をかけられないことになります。
両方とも同じ1000円の商品でも、中身に600円のお金をかけた物と200円のお金をかけた物だと、当然600円のお金をかけた物の方が効果に期待できると考えられます。
このように、同一の値段でもパッケージによって中身の効果に違いがある場合もあります。
製造の委託費
精力剤(男性用活力サプリメント)の製造に関して、製造元の会社が製造を製造工場に委託している場合があります。
※信憑性は分りませんが、ほとんどの会社は他の製造工場に委託しているという話があります。
製造を委託した場合、その委託に対して委託費用が発生します。その委託費用も製造費用として、商品に上乗せされます。これも精力剤(男性用活力サプリメント)の効果には関係のない費用です。
製造工場の品質管理レベル
精力剤(男性用活力サプリメント)はもちろん、製造工場で生産されますが、その工場の品質管理レベルも商品の値段に関わってきます。
品質管理レベルが高い工場で生産された商品は値段が高くなりますが、一定の効果や安全性などの品質が保たれています。
しかし品質管理レベルの低い工場では値段は安くなりますが、生産の行われている条件が非常に悪い可能性があります。そのような悪条件で生産された商品の場合、もちろん効果への期待は低くなります。
非常に気になる品質管理レベルですが、工場の品質管理レベルを調べる目安の一つに、GMP基準というものがあります。
これは、日本健康食品規格協会(JIHFS)というところが、厚生労働省のガイドラインに基づいて業界自主基準として定めたもので、工場の構造や設備がどのように作られ運用されているか、工場の保守・点検・管理、製品の品質管理、衛生管理、製造管理など細部にわたって規則や規格、作業手順書を設け、全ての工程にわたってそれらをチェックするという、非常に厳しい品質基準です。
現在の日本において、サプリメントや健康食品などの工場における安全性や品質に関する明確な基準などが無く、このGMP基準に通った工場に与えられるGMP認定のみが品質を保証する唯一の規準になっている様です。
※ただし、医薬品に関してはかなり以前からGMP基準が導入されており、製薬メーカーにはこの基準に通過することが義務づけられています。
ですので、この項目に関しては「値段が高い(GMP基準通過)=安全性・品質が良い」と考えてよいのではないでしょうか。
材料
精力剤(男性用活力サプリメント)には様々な材料が使われています。その中には、非常に貴重な素材が使用されている場合があります。その場合、もちろんその分値段も高くなります。
ただし、使われている素材が貴重な事と、効果の高い素材であるという事は別問題です。つまり「高い素材=効果も高い素材」とは限らないということです。ですので、購入の際は、成分や素材をよく確認してから購入しましょう。
成分の含有量
精力剤(男性用活力サプリメント)の値段は、成分の含有量が多ければ高くなり、少なければ安くなります。材料には貴重なものも多く、それらがふんだんに使用されていれば値段が高くなるのは当然でしょう。製品を比較した際、値段の差が気になったら、まずは成分の含有量の違いを比べてみましょう。
成分の抽出方法
値段の高い製品と低い製品では、素材からの成分の抽出方法が違う場合があるようです。
素材からの抽出方法はいくつかあるようなのですが、値段の高い製品は手間隙のかかる、成分の効果の高い抽出方法をとっているため、その分値段が高くなっています。
しかし値段の低い製品の抽出方法は、コストを抑えるために簡単な抽出法になっている場合があるようです。信憑性は分りませんが聞いた話では、粗悪品などではほとんど意味のない=効果のない抽出方法をとっている事が多いようです。
全ての安い製品がこれらに当てはまるわけではありませんが、高い製品に比べるとその割合は高くなってもおかしくはないといえます。
結局のところ値段の差による効果の差はどうなのか?
上記で色々と、値段に関して記載してきました。その項目によっては、値段が高いほうが効果は良いものもあれば、効果に関係のない値段が上乗せされていたりと様々な場合があり、分らなくなってしまいます。
そして広告費や製造関係の上乗せ費用など、製造元の会社の人ならともかく、我々にはわかるはずがありません。
「結局のところ高い製品と安い製品のどちらの方が良いのか?」と聞かれれば、「高ければ良いというわけではないが、安いから悪いともいえない」ということになってしまいます。
しかし、これではあまりに曖昧です。ですので色々な要素を考慮して、このくらいの価格なら中身の成分や、配合量もしっかりとしている可能性が高いというラインを考えてみました。(ネットでの購入が前提)
効果に期待できるラインは一ヶ月分で5000円~15000円前後
およそこれぐらいの価格帯の製品になると、中身にもそれなりにお金がかかっているので、効果に期待できると思います。また、配合量もおよそ5000円あたりから、それ以下の価格のものに比べて増えている製品が多いと感じました。
値段だけをみると高く感じるかもしれませんが、原材料に貴重なものも多いため仕方がないでしょう。
一ヶ月分で4000円未満のものは効果の期待は低い
およそ5000円前後のラインで配合量が変わる事、一日分の単価、体験談などを考慮した結果、4000円あたりの値段以下のものは期待度が低いと感じます。
仮に、製品の中身以外はお金が一切かかっていないとしても、一ヶ月分で3000円だと一日分の値段が100円を切ります。また、1000円を切ると、5000円以上の製品に比べて、成分の配合量の桁が一つ少なくなっている事もあります。
配合量が少なくなると、効果への期待も低くならざるを得ないでしょう。
コンビニや薬局で購入出来る物も期待は薄い
コンビニや薬局で購入出来るものには流通や販売店の利益分など、効果には関係のない値段が上乗せされています。逆に言えば、販売されている価格よりも原価は相当安い可能性があります。それだけ安く生産された製品の期待値は、当然低くなります。
コンビニや薬局などの店頭で販売されている製品には、ドリンクタイプも多くあります。ドリンクタイプはビンに入っていることが多く、ビンの入れ物は錠剤タイプなどのアルミシートタイプなどに比べコストが高くなっています。
という事は必然的に、中身にかける費用が少なくなるので、効果への期待は低くなります。また、中身に費用をかけた場合、入れ物のコストと相まって、製品自体がかなり高くなります。実際、ドリンクタイプのものは値段が高めのものが多くなっています。
店頭販売されているもの(特にコンビニ)は大抵、一か月分ではなく一"回"分の物が多く販売されています。「今日のために」という場合には良いかも知れませんが、定期的に利用するには現実的ではないと思います。
※低価格の製品や店頭販売されている製品、またその販売方法などを否定しているわけではありません。
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価格帯の中での比較ポイント
価格帯を目安として選んだあと、今度はその価格帯の中で様々な製品を比較すると思いますが、その比較の際のポイントを紹介します。
精力剤(男性用活力サプリメント)を購入時の比較ポイント
- 配合されている材料・成分
- 材料や成分の配合量
- 製造工場の品質管理レベル(GMP認定の有無)
- 販売方法(店頭販売かネット販売か)
このあたりを比較しすれば、その製品の安全性や品質、効果への期待値などを推察できると思います。
まとめ
製品の中身以外の部分にかかる費用、流通にかかる費用や仲介手数料、パッケージ費用などは精力剤(男性用活力サプリメント)に限らず世の中のほとんどの物に当てはまる話です。なので、知っているという方も多いかもしれません。
しかし普段、私たちが買い物をする時に、そのことを考えるでしょうか?毎回毎回買い物の際に、そのようなめんどくさい事を考える方は少ないと思います。
精力の減退は、特に男性にとって、非常に大きな問題です。コンプレックスにすらなりかねません。
そのような大事な問題を解消するために使うものだからこそ、購入する際には、普段は気にしないような事も考慮した上で、慎重に選んでいただきたいと思います。