ペニスの増大が出来る。
これは男性にとって、とてもうれしい事です。ペニスの大きさは男性にとって自信やプライドに関わります。逆にペニスが小さいことは、非常に大きなコンプレックスであり、これが改善できるという事は夢の様な話です。
本当の話であれば、ですが、、、
巷にあふれる、ペニスが増大できるという話は本当でしょうか?可能であるならどうやって?今回は、非常に気になるこの事について調べてみました。
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ペニス増大方法の種類
ペニスの増大方法には様々なものが存在します。試しにネットなどで調べてみて下さい。実にたくさんの情報があることがわかると思います。そんな数ある方法の中で、最もよく紹介されているのが以下の4つです。
- 外科手術
- 増大器具の使用
- マッサージ法
- サプリメントを使用する
おおよそこの4つが、一般的な方法だと思われます。
他にも食生活の見直しや運動などの様々な方法がありますが、理屈的には基本的にこの4つの方法と複合している場合が多いと思います。
方法論
さて、この4つの方法ですが、一体どういう理屈でペニスの増大が出来るのでしょうか。
まず外科手術。これはそのままの意味で、手術によってペニスの増大を図ります。基本的に何かを注入したり埋め込むことで増大させます。
注入する際は液体、主にコラーゲンやヒアルロン酸などを注射によって注入します。注入する部位によって、特定の部分だけ大きくすることができ、形も変更できます。
また埋め込む場合は、シリコンで出来たボールやリングを埋め込みます。これらの外科手術の方法は、どちらかといえば増大より整形に近い感じですね。
【参考サイト】
船橋中央クリニック(中央下の診療科目紹介 参照)
高須クリニック(左側の男性器 参照)
川崎中央クリニック(左側の診療科目 参照)
次に増大器具の使用。これはペニスを増大させる器具を装着するというものです。わかりやすく言えば歯の矯正器の様なものです。
ヨーロッパの方ではペニスの増大に関して盛んなようで、ペニスの増大器具が医療品として認定されていたりします。有名なところでは、アンドロメディカル社のアンドロペニスという増大器具があります。
基本的に増大器具はの仕組みは、ペニスを引っ張り、体の中に埋もれてしまっているペニスを引っ張り出す、または細胞の再生力を利用して、引っ張って出来た細胞の隙間に、成長や分裂などによって新たな細胞を生み出すことでペニスを大きくします。
ただ、引っ張る方向は基本的に前なので、どちらかといえば太くなるのではなく、長くなる感じだと思われます。
【参考サイト】
アンドロペニス(アンドロメディカル社)
マッサージ法は、マッサージによって血流を良くしてペニスに流れる血流を多くし、ペニスの増大を図るというものです。運動系のペニス増大法は、基本的にこれと同じ理屈です。
最後のサプリメントですが、これはペニス増大効果があるといわれる栄養素によってペニスの増大を図ります。
各方法についての考察
では先ほどの方法について考えていきましょう。
まず、外科手術。これはペニスの増大効果はあると思われます。
当然です。中に物理的に物質を注入していますからね。袋の中に物を詰め込むとパンパンに膨らみ、空の状態よりも大きくなるのと同じです。
ただし手術で中に入れるものによっては、効果がなくなってしまいます。例えばヒアルロン酸などは、時間が経つと体内に吸収されてしまうため効果がなくなります。
しかし、体内に吸収されにくく、非常に効果の長いものもあります。例えばバイオアルカミドなどです。最近では、リパスという韓国医薬品局から承認された、2つの成分を混合させた永久的に効果のある注入液もあります。
ペニス増大器具は理屈的にも筋が通っていますし、そういう事が盛んなヨーロッパで、実際に医学的に効果が証明されています。また、国から医療品として認定されていることからも信頼性は高いと思います。
問題は残りの2つです。
先ほどの方法論のところで、マッサージとサプリメントの部分だけやけに内容が薄く情報が少ないと思いませんでしたか?
それもそのはず、調べても情報が全く出てきませんでした。正確には「信頼性のある情報」、または「具体的な理屈について説明した情報」が、です。
例えば、「マッサージによって血行促進し、ペニスに流れる血液の量が増えることでペニスが増大する」という理屈。ペニスに血液が多く流れることで、なぜペニスが"増大"するのでしょうか?その部分の理屈についての情報は見つかりませんでした。
私は、「ペニスの増大」で言う増大とは、「本来の大きさよりも大きくなる事」を指すと思っています。
個人的にはペニスへの血液が増すと、「どちらかといえば大きくなるよりも硬さが増すのでは?」と思います。なぜなら勃起とは、ペニスを構成している海綿体という細胞に、血液が流れ込むことによって起こるからです。
また仮に大きくなったとしても、大きくなる理屈がわからないので、「大きくなったのではなく、硬さが増大したことによって本来の大きさに戻っただけなのではないか」と思えます。
さらに、「このペニス増強効果があると言われるシトルリンが~」などの情報があっても、「具体的にその成分がどういう風にペニスの増大に働くのか」という事の説明が全くありません。「医学的に証明されています」などと言われても、その情報はどこから出てきたのか、その情報元は信頼できるのかというのは不明です。
例えばあなたが、見ず知らずの人に、「このサプリメントを飲むと元気になれますよ」とだけ言われて、白い錠剤を渡されたとしたらどうしますか?
信じて飲みますか?飲みませんよね。
理屈や情報が不明なもの、説明された情報の信頼性が低いまたは不明なものは、信用しろと言われても無理な話です。
また、「実際にこれで大きくなりました」という体験談や、口コミの情報も真偽の程は定かではありません。
しかし2ヶ月頃から徐々に変化を感じ始め、半年ではなんと5cmも大きくなりました。
半信半疑で飲み始めたこの○○○○(商品名)ですが、今では本当に良かったと思っています。(37歳 男性)
どうでしょう?
この口コミっぽい文章は私が今、適当に考えたものです。ですがもしこれが口コミとして書かれていたら、あなたは偽物だとわかりますか?
恐らく、わからないと思います。
特にネットは匿名性が高いため、口コミや体験談などの情報が本物かどうかという区別は付きません。つまり、こういったものは信頼性がとても低いため、信じられないという事になります。
こういった情報で構成されている、マッサージやサプリメントによるペニスの増大は、効果が無い可能性が高いと思われます。
しかし私が効果は無いであろうと考えているこのマッサージやサプリメントによるペニスの増大法。「確かで信頼性のある知識を持つ人」たち、つまり医師からは効果が無いとは明言されていません。
つまり個人的には、理屈的に考えて効果があるとは思えないが、効果が無いとも言い切れないのです。
難しいですね。困ってしまいます。
結論
さて、やっと結論です。最終的な結論としてはペニスの増大は、
外科手術とペニス増大器具による方法は、効果があると思われる
しかし、マッサージやサプリメントによる方法は、効果があるのかわからない
という事になります。
長々と説明しておいてこんな結論で申し訳ないのですが、「効果がない」という確かな情報も見つからなかったため、このように結論づけました。
では増大方法は全くの無意味なのか?
個人的には、マッサージやサプリメントはペニスの増大には効果がないと思われます。しかし、これらには本当に何の効果もないのでしょうか?
実はこれらは、ペニスの増大効果が不明なだけで、硬さの回復、勃起力や維持力の向上、ペニスの本来の大きさを取り戻す事には効果があると思われます。
マッサージによって血行が促進されると、ペニスへ流れ込む血液の量が増加します。また、精力剤(男性用活力サプリメント)などのサプリメントに含まれるシトルリンは、体内で変換される際に一酸化窒素(NO)を生成します。この一酸化窒素は、血管をしなやかにし拡張する働きがあるため血流の改善効果が見込めます。
勃起とは血液がペニスの海綿体という細胞に流れ込んで起こる現象であるため、血行促進、血流の改善はペニスの硬さ、勃起力や維持力の向上などの効果が期待できるのです。
さらに、これらの効果はペニス本来の大きさを取り戻すことにも繋がります。
現在の状態が本来の大きさではない場合の話ですが、そもそも本来の大きさでない原因は病気を除けば、ペニスに血液が足りていないからと考えられます。つまり、血液が十分に送られて硬く勃起している状態が本来の大きさなのであり、血流を改善すると本来の大きさに戻る可能性があるのです。
このようにマッサージやサプリメントも、ペニスの増大には役に立たないかも知れませんが、他の事では立派に効果を発揮してくれる可能性があります。
まとめ
巷にあふれるペニス増大の話。効果があるのかも知れませんし、ないのかも知れません。個人的にはないだろうと思ってはいますが。
しかしそもそもの話なのですが、果たして大きい方が本当によいのでしょうか?
一説によれば女性は、男性のペニスは大きさよりも硬さが重要だと考えているそうです。私の友人も彼女に聞いたところ、同じ事を言われたそうです。もちろん皆がみんな、そう考えているわけではないと思いますが。
ですが真偽がわからない増大に懸命になるよりも、他に出来ることはたくさんあると思います。男性にとってペニスの大きさは大きな関心事ですが、固定観念に囚われずに柔軟に考え、男としてもっと飛躍できるように努力していきたいと思います。