セックスと精力の悩み

人には聞けないセックス頻度の話

他人がどれくらいのペースでセックスをしているかということは聞いてみなければわかりませんが、そういった事はたとえ仲が良い間柄であってもなかなか聞きにくいことです。

しかし男性は自分の精力のレベルを計るために、女性は不安感の解消のために、「聞いてみたい」という気持ちはあるのではないでしょうか?

個人差がある、自分達には自分達のペースがあるとわかっていても、気になってしまうものは仕方ありません。

ここではそのようなジレンマにお答えするために、みんなはどれくらいのセックス頻度なのかという事についてのお話をしたいと思います。

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みんなのセックス頻度

さて、気になるその頻度ですが「modelpress」の愛が深まる1週間のセックス頻度5つの法則によると、日本では平均週1回ということらしいです。

何かと忙しい日本人には週1ぐらいの頻度でちょうど良いという意見が多いようです。

また、厚生労働研究班の研究の一環として、「男女の生活と意識に関する調査」というものがあります。

平成22年度の第5回調査では、セックス経験のある人(1301人)に1ヵ月間のセックス回数を聞いたところ、「1回」15.1%、「2回」11.1%、「3回」8.2%、「4回」6.9%、「5回以上」8.7%という結果だったそうです。

逆に、「この1ヵ月間は、セックスをしなかった」は45.3%で、婚姻関係にある人に限った場合でも40.8%。40歳以上の婚姻関係にある人では1ヵ月間セックスしなかった割合は5割近くになるそうです。

【参考資料】
「第5回男女の生活と意識に関する調査」(平成22年度厚生労働科学研究班)(6ページ参照)

さらにサガミオリジナルで有名な日本のコンドームメーカーの相模ゴム工業(株)が、「ニッポンのセックス」調査として、2013年1月に47都道府県、20代~60代の男女14100人を対象としたwebアンケート調査をしています。

これはつまり、一ヶ月の平均セックス回数と性生活の満足度を、都道府県別にデータに出したもので、これによると月平均回数の1位は佐賀県で2.79回、最下位は静岡で1.52回です。

また、性生活の満足度は1位は鹿児島県で55.8%、最下位は茨城と愛媛が並んで46.2%でした。

【参考資料】
都道府県別のセックス頻度と性生活満足度(2013年)

ちなみに上記のmodelpressの記事によれば、男女が一緒に生活していく中で一番関係を良好に保つことが出来るのは、週2回ぐらいのペースだそうです。

日本人の平均は週1回ということでしたが、「男女の生活と意識に関する調査」や「都道府県別のセックス頻度と性生活満足度」をみると、大体月平均1~2回ぐらいで、やはりけっこうなブレ幅があります。

平均はあくまで「ただの平均」ということですね。

冒頭でも述べましたが、セックスの頻度には個人差があります。お互いの性格、生活環境、生活のペース、年齢、体調など様々な要因があり、一概に平均がいいというわけではありません。

年齢に関してはデータを見てもわかるように、一般的に若い方が回数が増え、歳を取るごとにその頻度は少なくなる傾向にあります。

しかし平均より多かろうが少なかろうが、お互いがそれで良い、それがお互いのペースなんだというのであれば、それがお互いにとって正しいペースなのです。

平均と違うからといって一喜一憂する必要は全くありません。

世界のセックス頻度は?

さて、先ほどは日本の平均でしたが、ここでは世界はどれくらいなのかを見てみましょう。セックス頻度というと有名なのが、世界最大のシェアを誇るイギリスのコンドームメーカー、「Durex(デュレックス)社」です。

Durex社は、「デュレックス セクシャル ウェル ビーイング サーベイ」(2007年までは「デュレックス グローバル セックス サーベイ」という名前)というセックスライフに関するオンラインアンケート調査を定期的に行っています。その規模は世界最大で、世界26ヶ国、約26,000人以上に調査しています。

この調査(2006年のもの)によると年間の平均セックス回数は、世界一位がギリシャで164回、世界二位がブラジルで145回、世界三位はロシアとポーランドが並んで143回という結果でした。

また週一回以上セックスをする人の割合は、世界一位がギリシャで87%、世界二位がブラジルで82%、世界三位はロシアで80%という結果でした。

性生活の満足度は、世界一位がナイジェリアで67%、世界二位がメキシコで63%、世界三位はインドで61%でした。

さて気になる日本ですが、日本は26ヶ国中、年間の平均セックス回数は48回でダントツの26位、つまり最下位です。(1つ上の25位は香港で82回です)

また週一回以上セックスをする人の割合は34%で、こちらもダントツの26位で最下位です。(1つ上は24位、アメリカで53%です)

さらには性生活の満足度もダントツの最下位で26位、わずか15%です。(1つ上の25位はフランスで25%、もう1つ上の24位は香港で29%です)

ちなみに2011年の調査でも、日本は週一回以上セックスをする人の割合が37ヶ国中ダントツの最下位、37位で27%です。(1つ上は36位のイギリスで55%です)

【参考資料】
世界各国のセックス頻度と性生活満足度(26カ国)(2006年)

日本は全てにおいてダントツ最下位ですね。(笑)

しかし個人的には別に気にする必要はないかなと思います。各国には各国の国民性というか、特色があるため、これが日本の普通なのだとしたらそれでいいと思います。

しかし男性はこういったもので張り合いたくなるんですよね。(笑)これはもうサガですね。

頻度の低下は悪いことなのか?

上の方でも言いましたが、セックス頻度は個人差がかなりあります。調査データのブレ幅から見てもそれはわかると思います。

ですので頻度が少ない、または減ったからといって一概に悪いとは言えないと思います。お互いがそれでいいのなら、それがお互いにとっての正解なのです。

しかし、どちらかが不満を持っている場合は問題となるかも知れません。その場合はしっかりと話し合うことが大切です。

好きなもの同士でパートナーとなったのですから、お互いの話を良く聞き、相手を尊重しながら話し合えば、解決できないことは少ないのではないでしょうか。

こういった問題は何かと悩みになってしまったり、特に女性は不安になってしまうものです。

気にしすぎることは精神的によくありませんので、問題があると感じるのでしたら、よく話し合うことが一番大切なのではないかと思います。

まとめ

さて、色々と見てきましたがいかがだったでしょうか。

日本のダントツぶりは凄かったですが、そこまで気にすることではないと思います。他人は他人です。自分達がそれで良ければそれでいいのです。誰かに指図されるようなものでもありません。

こういったものには、何が正解で何が間違っているというような明確な定義などは存在しません。そんなものよりもパートナーを大切にしてあげることが一番重要なことではないかと個人的には思います。

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